QZSS-CLAS対応GNSS受信機:
ネットワーク型RTK対応GNSS機の違いについて

CLAS対N-RTK_GNSS受信機性能比較表.pdf

準天頂衛星対応システムの概要について

弊社システムでは、準天頂衛星精度補強信号による単独測位システムとして、日本国内向けにCLAS方式、海外向けにMADOCA方式の構成としてQZSS対応受信機「QZR-01」をご提供しております。

CLAS方式の観測精度は、水平±35mm以内、垂直60mm以内程度(観測状況により異なる場合あり)

MADOCA方式の観測精度は、水平±200mm程度、垂直±500mm程度(観測状況により異なる場合あり)

受信機起動時の初期収束時間は、CLAS方式は2~3分程度、MADOCA方式は20~30分程度

受信機電源は内蔵式として持続時間は10時間程度
(気温20℃程度、満充電時の使用状況より)

GNSS受信機「JPS-9P」について

2021年9月に弊社より、
GNSS受信機「JPS-9P」を提供開始いたしました

弊社GNSS受信機による観測精度は、
水平±10数mm以内、垂直20mm以内程度
(従来の測量用の高精度GNSS機器と同等レベル

受信機起動時の初期収束時間は1~2分程度
(ネットワーク接続状況により異なる場合あり)

電源は部電源とし持続時間は約20時間(気温25℃満充電時)
外部環境や電池の経年劣化等により異なる場合があります。

Bluetooth接続またはUSB接続にて、PCやスマートフォン等へ接続し受信データを出力できます。

※受信機自体にはRTK用の無線装置は内蔵しておりません。弊社GNSS対応測量アプリ「Civil Surveyor QZSS」等、RTKとして利用する場合は、補正信号(RTCM)送受信に対応可能なシステムと組み合わせる必要があります。

ネットワーク型RTKシステムの概要について

2021年9月に弊社より、GNSS受信機「JPS-9P」を提供開始いたしましたことに伴い、弊社システムはNtrip方式のネットワーク型RTKに対応いたしました。

ジェノバ社、日本GPSデータサービス社等、従来のVRSアカウントや、NTTドコモ、ソフトバンク等の民間のネットワーク型RTKアカウントにも対応しております。

弊社GNSS受信機による観測精度は、水平±10数mm以内、垂直20mm以内程度(従来の測量用の高精度GNSS機器と同等程度)

WEB-RTKサービスとは何ですか?

2021年9月に弊社より、GNSS受信機「JPS-9P」を提供開始いたしましたことに伴い、現地へ基準局を設置し、インターネット経由で移動局とのRTK測位を実現するために開始したWEBサービスです

基準局設定アプリ「WEB-RTK Base」と、
GNSS対応測量アプリ「Civil Surveyor QZSS」を組み合わせて、
基準局-移動局間の通信距離限界が無く、複数の移動局を接続しRTK測位を実現できます。

また、接続に際しTCP接続等のネットワーク接続の知識は不要です。
インターネット接続可能な環境さえあれば、基準局設定アプリ「WEB-RTK Base」に表示されるアドレス1つを「Civil Surveyor QZSS」に入力すると、誰でも簡単にRTK測位を活用できます。

ローカルネットワークでRTKに対応できますか

対応できます

基準局設定アプリ「LAN-RTK Base」と、
GNSS対応測量アプリ「Civil Surveyor QZSS」を組み合わせて、
同じローカルネットワーク内のWi-Fi接続環境があれば、RTK測位を実現できます

また、接続に際しTCP接続等のネットワーク接続の知識は不要です。
基準局設定アプリ「LAN-RTK Base」に表示されるアドレス1つを「Civil Surveyor QZSS」に入力すると誰でも簡単にRTK測位を活用できます。

既存の図面化ソフトにデータを取り込みたい

弊社システムは、CSV形式またはSIMA形式のテキストファイルとしてデータを入出力できます。
そのため、それらのテキストファイルで座標値の入出力が可能なCADやGIS等の図化ソフトやその他測量計算ソフトでデータを利用することができます。

また弊社システムユーザーからご要望があった場合、AutoCADまたはDWG互換CADに対応したデータ入出力用の追加プログラムを無償提供しております。
(弊社サイトメニュー、事業内容、対応CADツールをご参照下さい)

RTK観測時になかなかFix状態にならない。

普段スムーズにFix状態になっていた機器にて、なぜかFix状態にならないような場合は、ケーブル接続不良であるか、または、スマートフォン側の処理が不安定になっているか、の原因が考えられます。

ケーブル接続状況をご確認の上、スマートフォンのOSを再起動してください。

それでもFix状態にならない場合は、
衛星信号が安定して受信できない(上空視界が不十分)
RTK補正信号が安定して受信できない(LTE通信が不安定)
等の原因が考えられます。

その場合は一旦、上空視界が十分に確保でき、LTE接続が安定している場所へ移動し、システムの動作をご確認下さい。

いずれの場合も動作しない場合は、機器の故障の可能性もあるため、弊社までお問い合わせ下さい。

弊社システムの概算費用について

弊社システムは基本的な価格構成として(税抜)
初期導入費用+月額利用料によりご提案しております。

一般的な測量作業用の機材1式の構成として

ネットワーク型RTKによる測位システムは、
〇導入費用20万円台+月額利用料(通信・システム利用料)
※関東圏内または代理店等にて対応可能な地域にて
各費用は導入時数量によりお値引きがございます。
お気軽にお問合せ下さい。

準天頂衛星CLAS活用による単独測位システムは、
・導入費用約80万円、または、
・導入費用約50万円+月額利用料(システム利用料)
各費用は導入時の数量により値引きがございますため
お気軽にお問合せ下さい

ユーザーサポート体制について

メール・電話によるサポートは、全国にて対応しております。

訪問によるユーザーサポート及び製品デモについては、
関東地方(東京近郊)、北海道(主に道央地域)、愛知県及びその近郊

デモ用機器のご提供について

弊社では導入をご検討いただく際に、状況に合わせデモ機をご提供しております。

デモ機の利用期間は1週間単位にて原則2週間程度まで無償提供しております。
(デモ機ご利用の際は、物品借用書面にご署名をお願しております)

機器はレンタルでも利用できますか?

2021年2月より機器レンタルサービスを開始いたしました。
期間は2週間単位から、価格についてはお問い合わせ下さい。
(在庫に限りがあり急なご利用には対応できない場合があります。)

共同開発、OEM製品の提供例はありますか

具体的な製品名などについては、秘密保持等の関係もあり非公表としておりますが、GNSSによる位置情報と各種センサー類とを組み合わせた複数の事例がございます。

また、弊社システムをベースとした測量システムとしてOEM版システムについて国内・海外でのご活用例がございます。