活用例その2
現場でのログ記録から帳票作成まで
スマホアプリ「RTK NMEA Log」×
「簡易基準点成果作成」WEBアプリの連携
現場でのログ記録から帳票作成まで
スマホアプリ「RTK NMEA Log」×
「簡易基準点成果作成」WEBアプリの連携
LiDAR搭載の3Dスキャナを使うにしても、ドローン等で撮影した画像からフォトグラメトリ処理するにしても、地図や公共座標に合わせるために基準点や標定点が必要な場面はありませんか?
また、観測した後、どのように報告書にまとめたら良いかお悩みの場面はありませんか?
弊社では、現場で確実にNMEAログを記録するAndroidアプリ「RTK NMEA Log」と、そのデータから座標計算・精度判定・帳票出力を全自動で行う「簡易基準点 成果作成 WEBアプリ」の2つのツールをご用意しています。
この記事では、これらを連携させて「現場での観測」から「事務所での成果作成」までをシームレスに行うワークフローをご紹介します。
【重要】本ツールの利用範囲について
本ツールは、ドローン写真測量などの画像解析用標定点(GCP)の精度管理や、設計・施工業務に伴う民間の簡易基準点設置などを目的としています。国や自治体が定める「公共測量作業規程」に基づく公共測量の成果としてはご使用いただけませんのでご注意ください。
屋外の現場では、AndroidスマートフォンとGNSS受信機をBluetoothまたはUSBで接続し、「RTK NMEA Log」アプリを使用してデータを記録します。
【事前設定と接続】
Step1: 測位モードの設定
アプリの「詳細設定」から、機器単独で完結する「単独測位」か、補正情報配信サービスを利用する「ネットワークRTK」を選択します。
Step2: NTRIP設定
ネットワークRTKを選択した場合、NTRIPキャスター(IP・ポート・マウントポイント・ID/パスワード)を入力することで、アプリがインターネット経由で補正データ(RTCM)を受信機へ送信します。
Step3: 接続の確立
受信機と接続し、メイン画面の測位ステータスが「RTK Fix」になればセンチメートル精度の測位が確立しています。
【正しい観測手順】(2セット観測の徹底)
基準点として信頼できるデータを取得するため、必ず以下の手順で「2回(第1セット・第2セット)」の観測を行ってテキストファイル(.txt)に記録します。
Step1: 第1セットの観測
アンテナを垂直に立て、機器が「RTK Fix」になったら「記録開始」ボタンを押し、「15秒〜30秒間ほど」データを記録します。
Step2: 意図的なリセット(最も重要!)
第1セットが終わったら、一度GNSS受信機を初期状態(電源再起動や、アンテナを覆って電波を遮断するなど)にします。
Step3: 待機と再Fix
1〜2分程度待ち、上空の衛星配置などの条件を変えてから再度「RTK Fix」になるのを待ちます。
Step4: 第2セットの観測
再Fix後に、第1セットと同様に「15秒〜30秒間ほど」データを記録し、「記録停止」ボタンを押して保存します。
RTK NMEA Logアプリ取扱説明書
現場から持ち帰ったNMEAログファイル(.txt)は、PCのブラウザ上で動く「簡易基準点 成果作成 WEBアプリ」に読み込ませます。
【4ステップで帳票完成】
Step1: ドラッグ&ドロップ
アプリ画面の指定枠に、現場で記録したNMEAファイルをドラッグ&ドロップします。
Step2: セットの割り当て
読み込まれたログの「継続Fix時間帯」を確認し、第1セットと第2セットにそれぞれ割り当てます。
Step3: 計算設定の入力
観測点名、座標系(日本国内JGD2011またはUTM)、適用ジオイドモデル、アンテナ高などを入力します。※CLAS測位などで今期座標を利用する場合は「セミダイナミック補正」をONにします。
Step4: 精度評価・計算の実行
ボタンを押すと自動計算が行われ、2セット間の較差が「水平位置:20mm以下」「高さ:30mm以下」の許容範囲内であるかが自動判定されます。
結果が合格であれば、現場略図や状況写真を貼り付けられるレイアウトの「観測成果・精度評価表」として、ExcelやPDF形式でダウンロードして作業完了です。
簡易基準点 成果作成WEBアプリ取扱説明書
「RTK NMEA Log」アプリで確実に測位結果のログを記録し、「成果作成WEBアプリ」で手軽に計算・帳票化する。この連携により、簡易な基準点や標定点の作成作業が大きく軽減できます。
各アプリのご利用に関するお問い合わせや、適したGNSS機器の選定については、弊社までお気軽にお問い合わせください。