活用例その5
測量ポールからハンディ計測まで手軽にスイッチ!
超軽量 2Way-GNSS受信機でこなす
標定点(GCP)設置と地形計測例
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測量ポールからハンディ計測まで手軽にスイッチ!
超軽量 2Way-GNSS受信機でこなす
標定点(GCP)設置と地形計測例
現場の規模や機材に合わせて、1台の受信機を柔軟に使い分け
3Dスキャナーやドローンを用いた大規模な三次元計測から、スマートフォンを活用した小規模な現況記録まで、あらゆる3Dデータ活用において欠かせないのが「実世界の正確な座標(基準点・標定点)」との紐付けです。
しかし、現場ごとに「重い測量機を別に持ち歩くのは負担が大きい」「手持ちでの簡易計測と、ポールに据えた正確な基準点測量を1台の機材で身軽にこなしたい」と感じる場面はないでしょうか?
本記事では、JPSが開発した「超軽量2Wayモジュール型 RTK-GNSS受信機」と、無料のスマホアプリ・WEB計算ツールを組み合わせることで、「日々の簡易的な3D計測」から「本格3Dスキャナー・ドローン計測における標定点(GCP)設置と公共座標変換」までをスマートに支える実践ワークフローをご紹介します。
本受信機には、あえて内蔵バッテリーやBluetooth等の無線通信機能を搭載していません。現場に到着したら、Androidスマートフォンと受信機をUSB Type-Cケーブル1本でつなぐだけで、スマホからの給電とデータ通信が同時に開始されます。
現場での「バッテリー切れ」「ペアリング不良」がゼロ: 事前の充電管理や無線接続のトラブルに悩まされることなく、ケーブルを挿した瞬間に観測へ入れます。
総重量約200gの圧倒的な軽さ: 受信機ケース本体は約60g、金属反射板(グランドプレーン)を内蔵した専用アンテナベースと合わせても約200g(60g+140g)と超軽量なため、斜面や足場の悪い現場でも移動の負担になりません。
海外の調査現場にもそのまま持ち出し可能: 電波を発信しない(受信のみ)有線設計のため、現地の電波法(無線機器規制)が厳しい海外でのフィールド調査や研究プロジェクトでも安心してご使用いただけます。
まずは、受信機ケースを専用アンテナベースの裏面に「カチッ」とスライドロックし、一般的な測量用ポール(5/8インチネジ)の先端に装着します。
このスタイルでは、3Dスキャナ(LiDAR)・ドローンによる写真測量等で必要となる「標定点(対空標識・ターゲット)」や「簡易基準点」のための計測や、RTK-GNSS機器による現況測量・施工現場等での測設(杭打ち)・簡易3D計測に対応できます。
無料アプリ「RTK NMEA Log」で簡易基準点観測:
スマホアプリ「RTK NMEA Log」を起動し、ネットワーク型RTK(NTRIP)またはCLAS測位で「RTK Fix(センチメートル精度)」を確認します。誤ったFix(偽Fix)を防ぐため、ターゲット上で「15〜30秒の記録」をリセットを挟んで2回(第1セット・第2セット)行い、NMEAログファイル(.txt)として保存します。
有料アプリ「CivilSurveyor QZSS」で現況測量、測設、簡易3D計測:
スマホアプリ「CivilSurveyor QZSS」を起動し、ネットワーク型RTK、CLAS測位、あるいはトータルステーションへ接続し、現況物の計測や、設計位置の測設、スマホのカメラを応用した簡易3D計測まで、様々な場面に対応いたします。
汎用性の高いマウント構造で状況に合わせスマホと一体化:
38×38mmの正方形マウントは90度ずつ4方向どの向きでもロックできるため、スマホのカメラやUSBケーブルの干渉を避けつつ、スマートに一体化できます。
(市販のカメラネジ(1/4インチ)や、アルカスイスマウントに対応しています)
小規模現場での「写真からの3D解析」や単点計測に:
構造物の脇や庇のしたなど、上空視界が遮られGNSSを持ち込めない地点の、ちょっとした現況物の記録であれば、簡易的な「写真から3D解析(Picto3D)」機能や測量アプリ「Civil Surveyor QZSS」と連携し、位置情報付きの写真を歩きながら撮影して手軽に3Dモデル・点群を作成することができ、また、精度要件の低い計測作業なら、ハンディスタイルのまま単点計測もカンタンです。
現場から戻ったら、高価な専用ソフトを使わず、PCのWebブラウザ上で動くJPSの各種WEBアプリを使ってデータ処理と成果作成を行います。
① 標定点・簡易基準点の帳票出力(「簡易基準点 成果作成 WEBアプリ」):
Step 1で記録したNMEAログ(.txt)をブラウザにドラッグ&ドロップするだけで、2セット間の較差チェック(水平20mm以下・標高30mm以下の合否判定)やジオイド2024・セミダイナミック補正を自動実行します。国内の平面直角座標系だけでなく世界共通の「UTM座標系」にも対応しており、そのまま提出・記録に使える「観測成果・精度評価表」をExcelやPDF形式でワンクリック出力できます。
② 各種3Dスキャナー・ドローン点群の座標変換(「点群座標変換WEBツール」):
弊社のスマホ簡易3D解析で作成した点群はもちろん、他社製の高性能3Dスキャナーやドローン測量ソフトで生成した大規模な点群データ(LAS形式)に対しても、Step 1で求めた標定点座標を用いてブラウザ上で簡単に「公共座標系への座標変換(3次元ヘルマート変換・アフィン変換等)」を行うことができます。
「超軽量2Wayモジュール型 RTK-GNSS受信機」は、スマホと一体化した手軽な現況計測ツールとして使えるだけでなく、ポールに据えれば本格的な3Dスキャナーやドローン計測を支える「標定点(GCP)観測機」としても実力を発揮します。
さらに本筐体は、組み立て・検査済みの「完成品セット」としての提供に加え、市販の汎用基板(SparkFun製 ZED-F9P および次世代オールバンド基板 ZED-X20P)と一般的な金属六角ナットで自作できるオープンソースプロジェクト(STLデータ無償公開)としても展開しています。現場のニーズやご予算に合わせて、最適なスタイルでご活用ください。